“新たなリスク選好要因”が飛び出すまでは…!?

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最新投稿日時:2018/10/26 10:37 - 「“新たなリスク選好要因”が飛び出すまでは…!?」(武市佳史)

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“新たなリスク選好要因”が飛び出すまでは…!?

著者:武市佳史
投稿:2018/10/26 10:37

“新たなリスク選好要因”が飛び出すまでは…!?

◆“リスク回避”は加速せず

※ご注意:予想期間は10月27日と表示されていますが、本日(10月26日)の東京・欧州・NY市場の値動きを想定した記述となります。


“株安の連鎖”を背景にして、日経平均が“800円超”の急落を演じました。
「ドル円もすわ急落…?」との懸念が頭をよぎりましたが、同様に下落していた上海株は切り返し、結局はプラス圏で引けました。
こうして“リスク回避姿勢”は加速せず、時間の経過と共に薄れていきました。
Brexit懸念を背景にした“ポンド売り→ドル買い”が継続したことも、後押しとなったもようです。
東京タイム序盤に“111.819円”へと下落したドル円は、NYタイム中盤には“112.676円”へと持ち直しました。
もっともそこから先が“一筋縄ではない”は変わっておらず、“上値の重さ”も相変わらずでした。


◆為替を巡る環境も変わっていない…?

株式市場は“大荒れ”の様相を見せていますが、為替市場は“比較的落ち着いている”印象があります。
これは“リスク回避→円買いと共にドル買いも促される”という現在のマーケット環境を如実に表すものであり、“全てをなぎ倒す破壊力”を秘めている中での動意としては“上々”といえます。
それでいて金利面では“ドル買いが促されやすい”は変わっておらず、“米経済は堅調”も大きくは崩れておりません。


◆良くいえば“膠着”、悪くいえば“方向感不在”

テクニカル的に上値を押さえ込んでいますが、“20日移動平均線(本日は112.816円)”です。
「下値は支えられやすい」と昨日記しましたが、これを越えきれないと「上値も押さえられやすい」は打破できません。
しかし本日は“週末”であり、そして“リスク回避”を連想させる材料も少なくありません。

良くいえば“膠着”、悪くいえば“方向感不在”は、もうしばらく続くと見ておく必要がありそうです。
ただ“下値を固めている段階”との見方は変わっていませんので、“新たなリスク選好要因が飛び出すタイミング”は引き続き計りたいところです。


◆ドル円 抵抗・支持ライン
上値5:113.085(10/4~10/15の50%戻し、日足・一目均衡表基準線、200週移動平均線)
上値4:113.000(大台)
上値3:112.880(10/22-23高値)
上値2:112.816(20日移動平均線、ピボット1sレジスタンス)
上値1:112.739(10/24-25高値)
前営業日終値:112.431(週足・一目均衡表転換線)
下値1:112.306(日足・一目均衡表転換線)
下値2:112.248(10/25安値後の50%押し)
下値3:112.129(50日移動平均線、10/25安値後の61.8%押し)
下値4:111.941(ピボット1stサポート、大台)
下値5:111.819(10/25安値)


※ユーロ円やユーロドルなど、他の通貨ペアの抵抗・支持ラインは〔一週間の為替市場を分析!マーケット・チェックWebセミナー〕にて公開中。

11:27 ドル円 抵抗・支持ライン追加
武市佳史
株式会社マネーパートナーズ チーフアナリスト
配信元: 達人の予想

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