【買い】JMC（5704）医療機器製造・販売を新機軸に、業績大幅伸長も支えに。続伸に期待。

■続伸期待

３Ｄプリンター出力事業と鋳造事業が二本柱。３Ｄプリンター出力は製品開発を行う顧客に対して試作品を３Ｄプリンターで作製して提供。鋳造は多品種少量生産に適した砂型鋳造法を採用、一貫した製造工程を内製化。鋳造品の内部品質評価などのＣＴスキャンサービスも手掛ける。顧客は輸送用機器や精密機器、医療機器、機械、電気機器など。１９９２年に光造形の外部委託によるモデル作製などを目的に横浜で創業。

5月に中国を拠点とし、医療機器の輸入販売を行うPTSと、心臓カテーテルトレーニングキット「HEARTROID」の中国および香港特別行政区での独占販売権を含む取引基本契約を締結したと発表し、動意づいた。

8月10日大引け後に決算を発表。
18年12月期第2四半期累計(1-6月)の経常利益(非連結)は前年同期比19倍の1億6900万円に急拡大した。
併せて、通期の同利益を従来予想の1億2700万円→2億6100万円(前期は2800万円)に2.1倍上方修正し、増益率が4.5倍→9.3倍に拡大し、3期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。

会社側が発表した上期実績と通期計画に基づいて、当社が試算した7-12月期(下期)の経常利益は前年同期比4.8倍の9200万円に急拡大する計算になる。

直近3ヵ月の実績である4-6月期(2Q)の経常利益は前年同期比7.1倍の1億円に急拡大し、売上営業利益率は前年同期の4.2％→16.5％に急改善した。

〔出典：株探〕

同月には、第1種医療機器製造販売業の許可取得も実現しており、既に取得していた「医療機器製造業」も併せ、製造から販売まで一貫体制が整っている。

新事業と、業績大幅伸長が息の長い上昇トレンドを形成。
28日続伸に期待。