ドル円 日足チャート分析
【見通し】 今後の“主戦場”は「111.20~113.60円」となりそう
6日の当コラム(『米ドル/円、“嵐の前の静けさ”か』)において注目ポイントとして挙げた【111.00円突破成否】について、今週10日時点で上抜けブレークが示現しています。
このことは同時に、比較的長い期間にわたって継続した『三角保ち合い』形状が、「上値抵抗線」(≒111.00円)を上抜けブレークする、いわゆる“保ち合い放れ(もちあいばなれ)”を以て終了(上図黄色丸印)したことを示しており、その後典型的な『上昇三角形型』パターンとなっていることが確認できます。
当該パターンが示現したケースでは、上昇モメンタムが強まることが多く見られることから、これからの時間における米ドル/円は「上値追い」※の相場展開となりそうです。(※上値追い:上昇トレンドが継続し、その上値を追い掛けるように一段と上昇していくこと。)