22日のドル/円は、110.00円を挟んで±20銭程度の小幅な値動きにとどまった。トランプ米大統領が、欧州連合(EU)からの自動車輸入に20%の関税を課す方針を示した事にも強く反応しなかった。ただ、21日の米6月フィラデルフィア連銀製造業指数に続き、この日の米6月製造業PMI・速報値も前月から低下しており、通商問題が米企業マインドを圧迫し始めたようにも見える。ドル/円は、米国発の貿易戦争リスクに上値を抑えられる展開が続きそうだ。トランプ米大統領の不規則発言や主要国の株価動向には引き続き注意を払っておきたい。
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