マーケットはずるずる下げる状況からは抜け出ましたが、依然もたもたが続いています。しかし、それはあくまで全体像でして、個別銘柄では強い銘柄も見られるようになってきました。たとえば、2月に当コラムで紹介した寿スピリッツ(2222)などは、この相場で何と40%高です。
参照:寿スピリッツ(2222)(2月12日掲載)
これは海外景気がどうであろうと、為替がどうであろうと業績の好調が続くということが背景としてあります。もっとも、このところは3月末の分割で株価上昇が加速していますので、短期的には行き過ぎ局面に入っていると考えられます。賢い投資家は今月中には利食って、分割後に妥当水準まで下がったら再度買うという方針がいいと思います。
さて、そろそろ2月決算の発表が近づいてきましたが、これから発表になる前期が増額修正気味で、今期も順調な業績が期待でき、バリュエーションも妥当な水準にあるニトリホールディングス(9843)に注目してみたいと思います。
同社は製品の80%ほどを輸入に頼っていますので、アベノミクスによる円安は大打撃でした。しかし、値上げせずにこの3期間を低いながらも増益で乗り切りました。そのため、むしろライバルに対する価格競争力が高まっていますし、円高気味に推移している為替も今期からはプラス要因となって、増益率が高まる可能性が高いでしょう。
主要企業の1社ですので、やや全体相場に引きずられて下がりましたが、全体が落ち着き始めて、戻りのピッチが上がってきました。
詳細はこちらからご覧ください。同社の強さの秘密や円安でも減益にならなかった秘密が解けます。
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