【Alox分析】アラーム分析ランキング -2014年2月~2015年1月-

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最新投稿日時:2015/08/25 16:12 - 「【Alox分析】アラーム分析ランキング -2014年2月~2015年1月-」(みんかぶ株式コラム)

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【Alox分析】アラーム分析ランキング -2014年2月~2015年1月-

著者:塙 大輔
投稿:2015/08/25 16:12

【アラーム分析ランキング】
例年通り、有価証券報告書に記載された財務諸表をアラーム管理システムにて分析した結果を公表致します。

【『格付速報』を知っていますか?】
9年前、『会社四季報』『日経会社情報』とは違うジャンルの“上場企業の分析情報”を提供するという意気込みで、日本証券新聞社のご協力頂き、『格付速報』が出版されていました。

2004年から2006年12月までの販売ではあったが、一部の投資家や企業審査の方には評判となり、今でも再開を期待する根強いファンがいます。
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とにかく辛口な分析が評判でした。
当時は、「何でこんなに点数が低いんだ!」、「競合のA社より点数が低いのは何でなんだ!」
「あと1点で100点となるが、どうすれば点数が上がるのか?」などの多数のお問い合わせやご意見を頂き、『格付速報』の担当者が苦労していたのをよく目にしました。

今回の分析結果は、『格付速報(2014年度版)-下位65社と100点企業特集-』と言っても差し支えない代物です。ご参照ください。

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<アラーム管理システムとは>
2期分以上の財務諸表(BS、PL、脚注)から、企業を100点満点で評価。
40点以下を「資金繰りの破綻リスクが高い」と評価する。
詳細については、下記URLをご参照ください。
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http://alox.jp/sevices/alarm/
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【下位65社と100点企業】
<下位65社>

ランク コード 会社名 評点 備考
1 4798 エル・シー・エーホールディングス -9 有報の虚偽記載や幹部の離脱
2 7612 コモンウェルスエンターテインメント -3 事業再編中
3 3383 ノア 1 上場廃止基準に抵触
4 3832 T&Cホールディングス 3 3期連続赤字
5 6786 RVH 4 頻繁に買収を実施

<100点満点企業>

No コード 会社名 評点 (参考)昨年度評点
1 2440 ぐるなび 100 98
2 2751 テンポスバスターズ 100 95
3 3836 アバント 100 81
4 4348 インフォコム 100 96
5 4365 松本油脂製薬 100 90
6 4708 もしもしホットライン 100 86
7 4919 ミルボン 100 97
8 4928 ノエビアホールディングス 100 97
9 6061 ユニバーサル園芸社 100 85
10 7308 ツノダ 100 100
11 7865 ピープル 100 94
12 8227 しまむら 100 100
13 8841 テーオーシー 100 100
14 8842 東京楽天地 100 100
15 9663 ナガワ 100 98
16 9699 西尾レントオール 100 97

下位65社と100点企業の全データは下記URLをご参照ください。
〔A4横2枚印刷用〕
http://alox.jp/wp-content/uploads/2015/08/150816ranking_yoko.pdf
〔A4縦1枚印刷用〕
http://alox.jp/wp-content/uploads/2015/08/150816ranking_tate.pdf
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【データについて】
<データ件数>    3318社

<データ作成方法>
EDINETから入手した財務情報をアラーム管理システムにて分析して作成

<データ抽出条件>
(1)最新決算年月が2014年2月から2015年1月までのデータ
(2)連続した決算書が3期以上
(3)連結と単独の決算が両方ある場合は、連結を優先
(4)アラームの分析対象外業種(銀行、生損保、証券)は除く

※ 毎年の掲載企業数が違うのは、同率ランクの企業数等の影響で、キリの良い数字の抽出が難しいためです。今年は、キリの良い数字ではありませんが、65社とさせて頂きました。

【100点の企業とは】
アラーム管理システムは、「資金繰り破綻リスクの評価」を目的としているため、以下の特徴を有する企業が100点になりやすい。

・資本に厚みがあり、業績が安定している。

アラーム管理システムでは、損益計算書(PL)より、貸借対照表(BS)の数値を重視して評価を行っている。

損益計算書の売上は利益の源泉であり、重要であることは確かだが、それは“バランスの取れた売上”であることが前提である。

粉飾される勘定科目は、ほとんどが売上であることから、それを踏まえていない財務分析は、“数字遊び”と同義である。

つまり、一般的な財務指標で利用されている売上総利益率、売上高営業利益率、売上高経常利益率などは、単独の財務指標として利用することは、極めて危険である。

【下位65社の傾向】
下位65社は、備考欄にも記載した通り、社名変更、赤字の常態化、上場廃止基準に抵触、バイオや医療ベンチャー、経営再建中の企業である。

点数に見合った企業属性を具備しており、これはいつも通りの傾向である。

【総括】
各種セーフティネットによって、倒産は抑制されている。しかし、上場企業の倒産件数という点では、2014年は0件という異常事態ではあったが、2015年はスカイマークと江守グループホールディングスの倒産が発生している。

「中国の景気鈍化や政治リスク等の突風」によって、下位65社のみならず、“突然死”する企業が現れても何ら不思議ではない。

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配信元: みんかぶ株式コラム

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