要約
■SF映画やアニメーションで取り扱われている道具や乗り物などから学べることは多い
■創作物が描く近未来は「当たらずとも遠からず」で、中には想像以上に普及したものも
■ドローン(無人航空機)やAI(artificial intelligence, 人工知能)が身近になる未来を株式市場が織り込む時期は徐々に近づいているのかも
SF映画やアニメーションで取り扱われている道具や乗り物などから学べる点は実に多い
SF映画やアニメーションは、時として、近未来を視覚的に理解し想像力を膨らませる上でとても役立ちます。これら作品で登場する道具や乗り物などは、制作にあたってきちんとした考察の元に設定されており、フィクションとはいえ全てが荒唐無稽というわけではありません。
面白いことに、1980-90年代に公開され大ヒットを博したSF映画のうち幾つかは、我々が現在生活する2010-2020年代を舞台としています。特に今年2015年は、スティーブン・スピルバーグ監督の名作『バック・トゥ・ザ・フューチャーPART2(1989年公開)』の作中で、主人公のマーティ・マクフライが1985年からタイムトラベルしてやってくる年にあたり、数年前から話題になっています。
創作物が描く近未来は「当たらずとも遠からず」で、中には想像以上に普及したものも
同作品で描かれている2015年と我々が現在生活する2015年の違いについて、いろいろな人がインターネット上で評論をしています。作品中に登場する壁掛け型の薄型TVやタブレットPCは、既に実現し、我々の生活に深く浸透しています。一方、タイムトラベルを可能にした『デロリアン』や、宙を浮くスケートボードこと『ホバーボード』は、流石に現時点の技術をもってしても実現は不可能です。
興味深いのは、通信およびインターネット分野については、我々が暮らしている現在のほうが先を行っている点にあります。この事例は「我々が現在思っている以上に早い時期に普及する技術が無いわけではない」ということを示唆しています。
ドローンやAIが身近になる未来を株式市場が織り込む時期は徐々に近づいているのかも
最近では、ドローン(無人航空機)やAI(artificial intelligence, 人工知能)がメディアで取り上げられる機会が増えています。これらもまた、いろいろなSF映画やアニメーションで取り上げられたテーマであり、今後どのような時間軸で我々の日常生活に普及するかについて考えを巡らせるのも面白いかもしれません。
株式投資の観点では、これらは国籍や老若男女を問わず非常に分かりやすいテーマということもあり、関連する企業の株価は注目されやすく、ともするとバブル化する可能性は大いに有り得ると思います。こうした夢のあるテーマがもたらす相場に備えて、関連企業を探す作業の一環としてSF映画やアニメーションで想像力を磨くのも一考と思われます。
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