前回紹介した一六堂(3366)ですが、どうやら下げ止まって、反発に転じ始めました。
背景は前回もお話ししたように、業績が急回復しているのですが、決算を見ても少し気づきにくかったということがあります。それゆえ、決算まで上がっていましたので、大きく売られました。
第1四半期の営業増益率は9.1%増ですので、それほど伸び率が高いわけではありません。しかも、前年度に営業外にあった為替差益がなくなったものですから、営業外が悪化し、経常利益は16.3%減益でした。あまり詳しくない人が見れば、いい決算には見えません。
しかし、上期の会社計画の営業利益は1.4億円で、第1四半期だけで1.32億円出ているわけですので、進捗率は94.3%です。特に季節性が大きいわけではありませんので、上期は大幅増額修正の可能性が極めて高いと言えるでしょう。
全体相場はやや天井が重くなり始めていますので、個別企業を業績で買う相場が継続する可能性は高まっています。テーマ的には、アベノミクスの一環として大企業の交際費の一部益金不算入が4月にスタートしていますので、その恩恵を被る企業としても注目されることになるでしょう。
詳細はこちらのレポートをご覧ください。
http://cherry100.mods.jp/ra/s/774
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