「イメージは下方向」続くも、本日も「下げ渋り」優勢…!?
◆“下値窺い”継続も、押し戻される…
※ご注意:予想期間は3月20日と表示されていますが、本日(3月19日)の東京・欧州・NY市場の値動きを想定した記述となります。
「イメージは下方向」が続いているものの、先週末は“下げ渋り”が目立ちました。
週末を控えた“ポジション調整”の印象は強いものの、強い米経済指標が影響した面もあったと見られます。
先週末発表されたミシガン大消費者態度指数が、「2004年1月来最高(102.0)」を記録したからです。
住宅関連の2指標こそ予想を下回った(着工件数は-7.0%/許可件数は-5.7%)ものの、前日のNY連銀製造業景気指数(22.5)/輸入物価指数(+0.4%)等は予想を上回っており、好調な米経済が改めて示された格好となるからです。
米10年国債利回りが2.86%手前へと上昇する中、ドル円は106円台へと押し戻されていきました。
◆本日も「イメージは下方向」は否めないが…!?
もっとも日米双方に端を発する“政局不安感”は依然として尾を引いており、本日も「イメージは下方向」は否めないところです。
“上値の重さ”は避けられず、“下値模索”も意識され続けると見るのが自然です。
それでも今週は、注目の“FOMC”と共に、“G20(財務相・中央銀行総裁会議)”も開催されます。
そして“保護主義を煽った仕掛け”が入りやすいと見られる反面、結果を見るまでは“様子見⇒ポジション調整主体”となりやすいのも事実です。
直近の動きを見る限り、ポジション調整とはすなわち“ドル買い戻し/円売り戻し”を意味することになります。
流れとしてはまだ“下”なのかもしれませんが、“下げ止まった際のポジション調整(ドル買い戻し・円売り戻し)”が想定以上に強くなるケースに関しては、引き続き想定しておきたいところです。
◆ドル円 抵抗・支持ライン
上値5:106.749(3/14高値、ピボット2ndレジスタンス)
上値4:106.642(3/13~3/16の61.8%戻し)
上値3:106.516(20日移動平均線)
上値2:106.414(3/15-16高値、3/13~3/16の50%戻し、日足・一目均衡表転換線、ピボット1stレジスタンス)
上値1:106.246(3/13~3/16の38.2%戻し)
前営業日終値:106.044
下値1:105.846(3/16安値後の61.8%押し)
下値2:105.606(3/16安値、ピボット1stサポート)
下値3:105.449(3/7安値)
下値4:105.349(3/5安値)
下値5:105.250(3/2安値、ピボット2ndサポート)
※ユーロ円やユーロドルなど、他の通貨ペアの抵抗・支持ラインは〔一週間の為替市場を分析!マーケット・チェックWebセミナー〕にて公開中。
11:33 ドル円 抵抗・支持ライン追加
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