“下げ止まり⇒自律反発”への期待募るが、“伊総選挙”の見極めが必要…!?
◆“株安の連鎖⇒円買い”継続 - 年初来安値を更新
※ご注意:予想期間は3月6日と表示されていますが、本日(3月5日)の東京・欧州・NY市場の値動きを想定した記述となります。
“トランプ砲”に対する警戒感(懸念)は、先週末も続きました。
これに“日銀・出口への思惑”まで重なり、“株安の連鎖⇒円買い”がマーケットを席巻しました。
NYダウが一時490ドル超の下落を見せる中、“2/16安値(105.550円)”を割り込んだドル円は“2016/11/10以来の水準(105.250円)”まで下値を拡大しています。
もっとも前記NYダウが“70ドル安まで持ち直した”こともあり、最終的には“緩やかに下げ渋って”先週末の取引を終えています。
◆“自律反発”が入ってもおかしくないが、現時点では“動きづらい”…?
“株安の連鎖”が4日目に入っていることを考えると、そろそろ“自律反発”が入ってもおかしくない局面といえます。
また「独大連立が継続」との報も“巻き戻し”を促す要因の一つとして、期待されています。
ただしもう一つの懸念(伊総選挙)が不透明であり、現時点では“動きづらい”のも事実です。
週後半に“日銀金融政策決定会合”“ECB理事会”“米雇用統計”を控えるスケジュール感であることを考えると、ここからさらに下値を窺うには躊躇が入る局面です。
ただし前記“伊総選挙”で懸念が払しょくされるまでは、まだ“紆余曲折の揺れ動き”と考えてかかるべきかもしれません。
そろそろ“下げ止まり⇒自律反発”に近づきつつあるとは考えますが…?
◆ドル円 抵抗・支持ライン
上値5:106.575(日足・一目均衡表転換線)
上値4:106.465(2/27~3/2の50%戻し)
上値3:106.290(3/2高値、ピボット1stレジスタンス)
上値2:106.178(2/27~3/2の38.2%戻し)
上値1:106.000(大台)
前営業日終値:105.705
下値1:105.434(3/2安値後の61.8%押し)
下値2:105.250(3/2安値、ピボット1stサポート)
下値3:104.963(16/11/10安値、大台)
下値4:104.708(ピボット2ndサポート)
下値5:104.630(1/26安値《108.277》への61.8%戻しを想定した下値メド)
※ユーロ円やユーロドルなど、他の通貨ペアの抵抗・支持ラインは〔一週間の為替市場を分析!マーケット・チェックWebセミナー〕にて公開中。
11:26 ドル円 抵抗・支持ライン追加
12:03 誤字修正
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