◆ドル売り優勢で下値拡大も、緩やかに買い戻される
※ご注意:予想期間は2月24日と表示されていますが、本日(2月23日)の東京・欧州・NY市場の値動きを想定した記述となります。
まさに“前日とは逆”の動きでした。
米10年債利回りが低下したことを背景に、昨日は“ドル売り”が優勢でした。
107円台を維持できず、NYタイム終盤には106.60円水準へと下値を拡大しています。
もっともNYダウは一時350ドル超の上昇(引けは164ドル高)を見せるなど、最も警戒すべき“リスク回避姿勢”が台頭しているわけではありません。
このため「崩れた」といった印象はなく、その後は“緩やかな買い戻し”が目立っています。
◆週末でもあり、本日は「ポジション調整が基本」
本日は週末に当たりますので、“基本はポジション調整”と考えるのが自然です。
そして少し足りないものの「“2/2~2/16の50%戻し(108.013円)”を概ね達成」した後ですので、、テクニカル的には“昨日の下落に対する調整”というよりは“2/16からの反発に対する調整”と考えるのがより自然です。
ただしこちらも昨日の動きで、すでに「2/16~2/21の50%押し(106.725円)」は達成しています。
“106.95-107.10円に分厚いドル売りオーダー”が観測されていますので、オーダー状況からは「上値が重そう」ということになります。
しかし前記したようにテクニカルは上下どちらも節目に到達しているため、「下値も限定的」という可能性は高そうに思います。
来週予定されるパウエルFRB新議長の議会証言まで、「106~107円付近でこのまま揺れ動き」と見るべきか…?
◆ドル円 抵抗・支持ライン
上値5:107.762(2/22高値)
上値4:107.400(2/21~2/22の61.8%戻し、ピボット1stレジスタンス)
上値3:107.247(2/21~2/22の50%戻し)
上値2:107.164(日足・一目均衡表転換線)
上値1:107.000(大台、2/21~2/22の38.2%戻し)
前営業日終値:106.761
下値1:106.556(2/20安値、2/22安値)
下値2:106.447(2/16~2/21の61.8%押し)
下値3:106.316(ピボット1stサポート)
下値4:106.095(2/19安値)
下値5:106.000(大台)
※ユーロ円やユーロドルなど、他の通貨ペアの抵抗・支持ラインは〔一週間の為替市場を分析!マーケット・チェックWebセミナー〕にて公開中。
11:37 ドル円 抵抗・支持ライン追加