好業績銘柄
この会社は電子部品等を手掛けており、中でも利益の7割を占める車載用電装部品は、中間決算において前年同期比利益約3.5倍の伸びを見せている。このセグメントに含まれるコーナーセンサ、各種電子制御ユニットといった製品は、今後自動運転などのテーマと深くかかわってくる可能性が高い。
また、産業用ロボット向けコントローラーを手掛ける通信・制御機器セグメントも前年同期比利益約2倍の実績となっている。全体に対する利益割合は約15%ほどだが、こちらも業績を押し上げていくとみて注目していきたい。
第2四半期現在の利益進捗率は約55%。季節要因として、下期にかけて自動二輪向け部品などの売り上げが伸びると推測する。そのことを考慮するとPER約15倍、PBR約1.1倍という現在の水準は割安と見られる可能性がある。センサーや産業用ロボットといったテーマ性もあり、現在の株価ではぜひピックアップしたい銘柄である。