M&Aが本格寄与か
商社事業の「電気自動車向け電子部材」・「半導体向けアルミ・銅」。製造業の「半導体製造装置・有機EL製造装置向け加工部品」と今後の市場拡大が見込まれる事業を多数手がけている。
他にも、M&Aで傘下にした、株式会社富士プレスなどの加工部品製造業も収益の柱として成長してきているのもポイントだ。特に製造装置向けの金属加工部品製造業は全体利益の50%以上に相当する。
商社系PERということで現在の水準(PER約14倍)で妥当と見られがちだが、今後は機械系製造業平均PER20倍まで評価される可能性も考えられる。市況面でも現在のアルミや銅の高価格水準を見ると更なる利益拡大が期待される。
前回の中間決算での純利益は前年度の1.93倍。次の決算に向けた思惑買いが働く可能性もあり、ピックアップしたい。