昨日のドル/円は上値が重かった。米株高と米長期金利上昇という好環境にあっても112円台半ばで伸び悩んでおり、朝の水準を回復できずに小陰線引けとなった。クリスマス休暇を前に市場が動意を欠く中、投機筋の既存円売りポジション縮小の動きがドル/円の上値を抑えているようだ。日足一目均衡表の転換線(執筆時112.889円)や、節目の113.00円付近では本日も戻り売りが出やすいと考えられる。一方で米国株の主要3指数が揃って終値ベースで史上最高値を更新するなど、米税制改革法案の成立を睨んで市場センチメントは良好だ。ここ2週間で3度も下げ止まった112.00円前後は引き続きサポートとして機能するだろう。
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