昨日のドル円は113円台後半へと反落。東京市場で一時114.70円台まで上昇して約7カ月ぶりの高値を付けたが、米長期金利が低下したNY市場では113.60円台へと下落した。NY連銀のダドリー総裁が辞意を正式に表明した事で、イエレン氏、フィッシャー氏にダドリー氏を加えた3トップが揃って米連邦準備制度理事会(FRB)を去る事が確定的となった。こうした不透明感がドルの上値を抑えた可能性がある。ドル/円は昨日の下落により、日足チャート上で「上影陰線」を描いたほか一目均衡表の転換線を下抜けた。114円台の回復に手間取るようだと20日移動平均線(執筆時113.269円)や日足一目均衡表の基準線(同113.191円)まで調整の余地が広がりそうだ。
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