■続伸期待
9月11日に、中国での自動車産業を管轄する工業情報省が、ガソリン車やディーゼル車など化石燃料を使うクルマの生産と販売を禁じる新たな規制の検討を始めていると報道されました。中国のニュースサイト、澎湃新聞によると、同省の辛国斌次官は「禁止時期を含む規制について近く公表する」と述べているようです。
同社は、電気自動車(EV)の電池メーカー30社以上と、弊社現地法人の中国全土に亘る販売ネットワークと専門性の高いセールスチームにより取引を推進しているようです。リチウムイオン電池負極材、正極材、電解液、セパレータ、コンデンサ電解液まで取り扱っており、特に負極材においては、三菱ケミカル(4188)及び中国現地企業との三社合弁製造会社があり、中国でのガソリン車規制となれば、同社に注目がいくのではないでしょうか。また、全固体電池製造に不可欠なジルコニウム(ジルコニア ※ジルコニア酸化物)も取り扱っている同社は今後、同材料の需要高も見込めるのでは。
EV、二次電池、太陽電池などが物色傾向にありますが、同社はまだ良く認知されてないように思います。
2013年来の高値を取ってきており、525円処のラインもブレイク。
更に上げ足を強めても良いものですが、8日に決算発表が予定されておりますので、不調だった1Q決算を打ち消す数字が欲しいところ。上期計画は出していないようなので、通期計画の半分(進捗50%)近辺は欲しいところです。