本格上昇へ。割安。

2017年第1四半期決算の石油在庫評価損は-60億にも関わらず、営業利益は346億と前年同期比+40.7%増となった。
同社の在庫評価に与える影響はドバイ原油1ドルにつき43億、ドル円1円につき16億。同社の前提レートはドバイ50ドル、ドル円110円としている。ドバイ原油も今月は54ドル前後で推移、ドル円も12月の米利上げ観測の高まりでドル堅調推移で第2四半期以降は在庫評価の恩恵もありそうだ。
JXTG,コスモエネなど同業他社が9月後半から相次いで年初来高値を更新する中、同社はかなり出遅れており、PBR0.84,PER5.7倍と割安特価だろう。石油以外にも有機EL事業、ベトナムでガソリンスタンド事業開始、出光音楽賞、創業者モデルの映画など話題も豊富。最近では創業家に反対されている経営統合予定?昭シェルとブライタリーエナジーアライアンスを実施、社風が違っても社員交流を深めているそうだ。