同社は新しいがん治療の研究開発に貢献している
国立がん研究センターが導入準備を進めている、世界初となるリチウムターゲットの病院設置型BNCTシステムは、AccSys Technology社の直線加速器に、(株)CICSが開発したリチウムターゲットを組み合わせたシステムである。
BNCTは、薬剤(ホウ素製剤)を腫瘍細胞に集積させ放射線の中性子を照射することで、腫瘍細胞に選択的に作用する画期的な放射線治療方法で、副作用が少なく、さらに一度の治療で済むなど、世界的にも注目されている。
一方でリチウムは、融点が低いため開発が難しいことや、リチウムの消耗によるターゲット交換時の作業者被爆といった課題があったが、リチウムターゲットを自動再生するシステムの開発により、課題は克服された。
この「リチウム自動再生システム」に昭和真空の搬送技術や蒸着技術が貢献しているという。
また週足チャートも良好であり目先高値の1261円を上抜ければ期待は大きいと見ている。