レナウンが頑強、１８年２月期業績は営業黒字化予想を好感

　レナウン<3606.T>は全般軟調相場のなか頑強な値動きをみせている。同社が１４日取引終了後に発表した１８年２月期の連結業績予想は、売上高が６６０億円（前期比２．４％減）と減収ながら、営業損益は２億円の黒字（前期２億４８００万円の赤字）、最終損益は５億円の黒字（前期５億９５００万円の赤字）を見込んでおり、損益改善見通しを評価する買いを誘っている。

　主力販路の百貨店向け衣料は苦戦が予想されるものの、不採算子会社の売却に伴い赤字負担が軽減、前期は有価証券評価損などによる特別損失計上が足を引っ張ったが、今期はそれも減少する。なお、１７年２月期連結決算は売上高６７６億２４００万円（前の期比５．０％減）、営業損益２億４８００万円の赤字（前の期５億８６００万円の黒字）、最終損益５億９５００万円の赤字（前の期５億５８００万円の黒字）だった。

出所：株経ONLINE（株式会社みんかぶ）