ＡＤＰ雇用者数に注目・・・・・

強ければ一時的なドル上昇へ・・・・・

昨日の海外市場では、欧州時間にはドイツの製造業受注が予想を大幅に下回る数字となった事でユーロドルが売られる動きとなり、ドル買いの流れとなって、ドル円も小じっかりの展開となりました。

注目の米貿易収支は市場予想通りとなり、約5年ぶりの赤字幅をなりましたが、数字発表後は寧ろドルを買い戻す動きが強まり、ロス商務長官が「ドル以外の他通貨が弱い」と述べましたが、市場への影響は軽微なものに留まりました。

東京時間のドル円も、日経平均株価が4日続落となった事から、上値の重い展開を継続していますが、週末の雇用統計や来週のＦＯＭＣを前に、積極的にドルを売る動きも広がらず、膠着感が徐々に強まると言った展開となっています。

今夜の海外時間には、米国のＡＤＰ雇用者数が注目されます。市場予想は18.7万人増で、予想を上回れば、週末の雇用統計でも堅調な数字が出るとの思惑から、来週の利上げ観測が一段と強まり、一時的にせよ、ドルを押し上げそうです。