ブレイナード発言に注目・・・・・
しかし、NY時間終盤に、ウィリアムズ・米SF連銀総裁が「3月利上げを真剣に協議する」と述べ、続いて、ダドリー・米NY連銀総裁が「利上げの主張は大幅により説得力あるものに」と述べると、3月FOMCでの利上げ観測が一気に強まり、米国債利回りが急伸し、ドル円も112.90円付近まで急反発しました。
東京時間に入ると日経平均株価が大幅続伸となり、ドル円も113円台を回復。注目のトランプ大統領の演説はほぼ予想された通り、抽象的な表現に満ちた内容で、一時的にドル円が112円台に押し戻されましたが、演説終了後は、再びドルが買われ、現在は113.50円台まで値を戻しています。
今夜の海外時間には、3月FOMCでの討議資料となる地区連銀経済報告の公表と、カプラン・ダラス連銀総裁とブレイナード・FRB理事の発言が注目されます。FRBの景気認識やインフレ認識が前進し、ハト派のブレイナード理事から利上げに意欲的な発言が飛び出せば、ドル円は114円台回復の可能性も出て来ます。