ランドコンピュータが大幅反発、株主優待制度の新設と第３四半期累計決算を発表

　ランドコンピュータ<3924.T>が大幅反発。前週末１０日の取引終了後、１７年３月期末時点の株主に対して、株主優待制度を導入すると発表したことが好感されている。毎年３月末時点で１単元（１００株）以上保有の株主に対してＱＵＯカード２０００円分を贈呈するとしている。

　同時に、１７年３月期第３四半期累計（１６年４～１２月）の単独決算を発表。売上高は４９億６０００万円（前年同期比４．７％減）、営業利益は１億８７００万円（同４６．６％減）、最終利益は１億２３００万円（同３７．３％減）と減収減益だった。

　クラウドコンピューティングを中心としたパッケージベース・ＳＩサービスが好調だったものの、システムインテグレーション・サービスにおける金融分野でマイナス金利政策などによる金融機関のシステム投資の延伸が響き、大幅な減益を余儀なくされた。

　なお、通期業績予想は従来見通しを据え置き、売上高７５億円（前期比１．２％増）、営業利益４億８０００万円（同１３．８％減）、最終利益３億円（同７．０％減）を見込んでいる。

出所：株経ONLINE（株式会社みんかぶ）