本日は“イベントの谷間” - 大きな変動は期待薄…!?
◆“調整の買い戻し”優勢も、“FOMC”で失速
※ご注意:予想期間は2月3日と表示されていますが、本日(2月2日)の東京・欧州・NY市場の値動きを想定した記述となります。
昨日は“前日の下落”に対する一服感が台頭し、“調整の買い戻し”が目立ちました。
米経済指標が概ね好調だったことも、反発を誘った感があります。
112円割れを回避したドル円は、一時114円付近へと持ち直しました。
しかしFOMCで失速し、再び113円割れへと押し戻されています。
現状維持は“想定通り”、米景況感の認識も“まずまず”でしたが、“早期利上げへの強い示唆”がなかったことが、ドル売りにつながった模様です。
…とはいえ“サプライズ”があったわけではありませんので、その後の“下値追い”は限定されています。
◆“解消売り”は誘われやすいが、“日米金利格差拡大観測”は残る
“年4回利上げ”の後退はドル買いポジションの解消売りを誘う要因ですが、しかし12月FOMCで示された“年3回利上げ”への思惑が崩れたわけではありません。
このため“ドル売り一辺倒”は想定しづらく、押したところでは“日米金利格差拡大観測を背景にしたドル買い”が入ってくると考えるのが自然です。
“米雇用統計に向けた思惑”は悪くありませんが、“トランプ発言への警戒感”を睨みながらであることを考えると、“様子見”へと移行した印象もあります。
◆大きな変動は期待薄だが…?
“昨日安値(112.638円)”付近では買い支えられる可能性が高いと見ますが、“一昨日-昨日高値水準(113.953円)”を超えるのも難しい…?
“押す局面があれば買い拾う”は変わりませんが、目先は“大きな変動は期待薄”といえるかもしれません。
“レンジ取引”を基本とし、“小幅な回転売買”を心掛けたいところです。
◆ドル円 抵抗・支持ライン
上値5:113.953(1/31-2/1高値、大台、ピボット1stレジスタンス)
上値4:113.727(日足・一目均衡表転換線)
上値3:113.609(2/1高値後の戻り高値)
上値2:113.525(2/1高値後の61.8%戻し)
上値1:113.395(2/1高値後の50%戻し)
前営業日終値:113.188
下値1:113.000(大台)
下値2:112.841(2/1NYタイム安値、1/31~2/1の61.8%押し)
下値3:112.638(2/1安値)
下値4:112.527(1/31~2/1の76.4%押し、ピボット1stサポート)
下値5:112.446(1/31安値後の押し目)
※ユーロ円やユーロドルなど、他の通貨ペアの抵抗・支持ラインは〔マーケット・チェック15分Webセミナー〕にて公開。
11:15 ドル円 抵抗・支持ライン追加
配信元: