【買い】日本ケミコン (6997):株価上昇に期待
生産する製品は90%がアルミ電解コンデンサで、世界中で製造・販売されています。
世界の主要マーケット10カ国に製造・販売拠点を展開しており、中国地域が売上全体の45%を占める最も大きな市場で、続いて日本が21%、ASEANが13%、ヨーロッパと米国がそれぞれ10%となっています。2016年3月期の海外構成比は79%でした。
同社は、材料の基礎研究、開発から生産設備の開発・設計・組み立てまでを内製する一貫体制が構築されており、市場ニーズが開発にフィードバックされやすい環境となっています。同社はこの環境を強みに、強い新製品を開発することに成功しています。
セラミックコンデンサがこの30年余りでサイズは縮小、容量拡大しており、世界生産量の8割がセラミックコンデンサになっています。
アルミ電解コンデンサは大容量が武器であって、超大容量の電気二重層キャパシタを展開する同社にとって製品競争力を活かすことができる環境とみることができます。