“上値追い”への期待残るも、目先は“揉み合い”…!?
◆“年3回利上げ”への期待感後退 - ただ押し目買い機運は残る…
※ご注意:予想期間は1月31日と表示されていますが、本日(1月30日)の東京・欧州・NY市場の値動きを想定した記述となります。
一時“20日移動平均線(先週末は115.046円)”“日足・一目均衡表先行スパン上限(同115.149円)”を突破したものの、やはり上値は押さえられました。
注目の米GDP速報値は事前予想を下回り(前期比年率+1.9%)、“年3回利上げ”に対する期待感は後退しました。
週末を控えた調整売りにて“NYダウは頭打ち”、“米10年債利回りは2.52%台でピークアウト”となったこともドル売りを誘い、115.366円をピークにドル円は反落となりました。
もっとも押したところではドル買いが目立ち、すぐに115円台に押し戻されるなど、底堅さも見せて先週の取引を終えています。
◆積極的な取引手控えられやすく、目先は“揉みあい”…?
115円台に乗せて先週の取引を終えており、上値追いへの期待は残ると考えられます。
ただ今週は日銀金融政策決定会合・FOMC・米雇用統計等を控え、一気に上値を追う機運には傾斜しづらいと見られます。
特に週前半は突っ込んだ動きが取りづらいと見られ、しばらく揉みあいが続きそうな気配を漂わせています。
“月末”の“5・10日”に当たる本日は、“実需絡みのドル買い”が押し上げる展開が十分に期待できます。
先週末高値(115.366)を超えたところには“かなりの規模のストップロス”が設定されていますので、115円を明白に回復するようなことがあると、それを仕掛けに行く可能性もゼロではありません。
それでも春節(旧正月)で“流動性は低下”しているマーケット環境を考えると、“積極的な取引は手控えられる”と考えるのが自然です。
“上値追いについて行く”を手控えつつ、“押す局面があれば買い拾う”との見方に変化はありませんが、本日に関しては“114円前半~115円半ばで揉みあう”と見たいところです。
◆ドル円 抵抗・支持ライン
上値5:116.000(大台)
上値4:115.916(ピボット2ndレジスタンス)
上値3:115.613(1/19高値、12/15~1/24の50%戻し、日足・一目均衡表基準線)
上値2:115.462(日足・一目均衡表先行スパン上限、ピボット1stレジスタンス)
上値1:115.377(1/20高値、1/27高値)
前営業日終値:115.069
下値1:114.784(1/27の61.8%押し)
下値2:114.495(100週移動平均線、ピボット1stサポート)
下値3:114.392(1/27安値)
下値4:114.281(1/24~1/27の38.2%押し)
下値5:114.070(日足・一目均衡表転換線、大台)
※ユーロ円やユーロドルなど、他の通貨ペアの抵抗・支持ラインは〔マーケット・チェック15分Webセミナー〕にて公開。
11:02 ドル円 抵抗・支持ライン追加
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