経費率の低さは3メガバンクでトップ、続伸を期待
注目すべき点は、投信解約益を除いた実質資金利益の減少額が、約420億円(5.4%)にとどまったことです。実質資金利益の減少幅について、3メガバンクで比べると、MUFG が9.4%、みずほが16.6%、同社が5.4%と、最小に留まりました。
同社の中期経営計画では、6 月に指名委員会等設置会社への移行と経営体制も一新し、資本・経費効率の向上に舵を切る見通しであり、EPS 成長率は向上し、それに伴ってROE も維持できると見られます。
配当は150.0円で17/3期予想配当性向は30.2%と、目標配当性向の30%をクリアしています。さらに同社は、次期中期計画において、自己株式取得を含めた総還元性向を目標としていくことを示しており、早ければ2016年度末に開始されるとの見方もあり要注目です。(16 年度末の自己株式取得700 億円以上)
先週は週初の下げで再び50日線まで下がったのでしたが、26日(木)に出来高を増して上昇するなどしてリバウンドしました。チャートはいい形で推移しており、これで調整終了、そして高値奪回へと発展して行ってほしいところです。