ベリサーブが大幅反落、第３四半期累計営業利益２ケタ増も足もとの悪化を嫌気

　ベリサーブ<3724.T>が大幅反落。２５日の取引終了後に発表した第３四半期累計（１６年４～１２月）単独決算は、売上高７６億１３００万円（前年同期比２１．５％増）、営業利益９億８１００万円（同１８．４％増）、純利益６億５２００万円（同２１．５％増）と２ケタ増益となったが、１０～１２月期では営業利益が同２２％減と減益となっており、足もとの業績悪化を警戒した売りが出ているようだ。

　注力している自動車分野で前期から続く大型案件が高水準で推移したことに加えて、ＡＶ機器やスマートフォンなどのデジタル機器分野も堅調に推移したが、人材の確保・育成や社内システムの拡張のための設備投資を行っていることが利益を圧迫したもよう。

　なお、１７年３月期通期業績予想は、売上高１００億円（前期比１２．２％増）、営業利益１３億５０００万円（同１２．３％増）、純利益８億９０００万円（同１２．４％増）の従来予想を据え置いている。

出所：株経ONLINE（株式会社みんかぶ）