買い手控えで1万9000円攻防に、5日・25日線のDC形成

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最新投稿日時:2017/01/16 19:19 - 「買い手控えで1万9000円攻防に、5日・25日線のDC形成」(冨田康夫)

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買い手控えで1万9000円攻防に、5日・25日線のDC形成

著者:冨田康夫
投稿:2017/01/16 19:19

明日の東京株式市場見通し

 17日の東京株式市場は、外国為替市場での円高・ドル安進行懸念に加え、20日のトランプ次期米大統領の就任式を前にして、買い手控え姿勢が続きそうだ。日経平均株価は1万9000円を巡る攻防となる可能性もある。

 市場関係者からは「テクニカル面では、きょうの終値で日経平均株価が、5日移動平均線(1万9236円=16日)と25日移動平均線(1万9262円=同)でデッドクロスを形成しており、目先的には先安ムードが強まってきた。昨年12月30日につけた取引時間中の安値1万8991円を大幅に下回るとやや調整が長引く可能性もある」としている。

 16日の東京株式市場は終始売りに押される展開、日経平均株価は後場に入り一時下げ渋る場面もあったが、この日の安値圏で引けた。終値は、前週末比192円04銭安の1万9095円24銭と反落した。東証1部の売買代金は1兆8872億円と、昨年の大納会(12月30日)以来の2兆円割れと商いが低迷した。

16日の動意株

 ビジョン<9416>=後場一段高で、上場来高値更新。
同社はきょう、2月1~3日にかけて開催される「インバウンドビジネス総合展2017」に出展すると発表。今春レンタル開始予定のウエアラブル翻訳デバイス「ili(イリー)」のタッチ&トライを実施するとしており、これが材料視されているようだ。「ili(イリー)」は、ログバー(東京都渋谷区)が開発しているデバイス。ビジョンとログバーは昨年10月に資本・業務提携を行い、ビジョンが世界に先駆けて17年春からレンタルサービスを開始するとしていた。

 ビーロット<3452>=後場急伸。
同社は午後1時ごろ、集計中の16年12月期連結業績について、売上高が従来予想の112億6300万円から117億2000万円(前の期比68.6%増)へ、営業利益が9億7400万円から11億7400万円(同46.8%増)へ、純利益が4億8200万円から5億5000万円(同37.5%増)へ上振れたようだと発表しており、これを好感した買いが入っている。設立2年目となったシンガポール現地法人との連携が強化され、インバウンド施策の一つである日本の不動産を海外投資家へ売却する案件を重ねたことが要因としている。

 メガネスーパー<3318>=後場に入って急動意し、昨年来高値更新。
同社はきょう、18~20日にかけて東京ビッグサイトで開催される「第3回ウェアラブルEXPO」で、メガネ型ウエアラブル端末「b.g.(ビージー)」の商品プロトタイプ実機とそのソリューションに関するデモンストレーションおよび展示を行うと発表した。ブース展示では、実機を試着可能なデモンストレーションコーナーを協業パートナーと連携し、活用例に応じて5種類を用意。商品の特長である「見え方」「かけ心地」とともに、拡張性と汎用性の高いソリューションを疑似体験できる。

 Gunosy<6047>=ストップ高で昨年来高値更新。
同社はスマートフォン向けにニュース配信アプリを手掛けるが、利用者拡大が顕著でダウンロード数の伸長に伴い広告出稿も増勢、収益が会社側の見通しを上回って推移している。13日取引終了後、17年5月期の連結業績予想の修正を発表しており、売上高を65億600万円から77億4200万円(前期比68.3%増)へ、営業利益を8億6400万円から14億2200万円(同2.5倍)へ、最終利益を7億5100万円から11億300万円(同82.3%増)へ大幅増額、これを好感する買いを誘っている。

 サイバーステップ<3810>=ストップ高。
前週末13日も値幅制限いっぱいまで買われており、物色人気が高まっている。同社は13日の取引時間中に、対戦アクションゲーム「ゲットアンプド モバイル」とクイズRPG「Q&Q アンサーズ」の公式サイトをオープンしており、これが引き続き材料視されているもよう。加えて、13日取引終了後に、17年5月期第2四半期累計(16年6~11月)の連結営業損益が2200万円の黒字(前年同期は1億9100万円の赤字)と、従来計画の1000万円の黒字から上振れ着地したことも好感されているようだ。

 TSIホールディングス<3608>=大幅高。
同社はレディースを中心とするアパレル大手で百貨店向けブランドの不振もブランドの整理などリストラ効果で利益率が急改善している。13日取引終了後、17年2月期第3四半期累計(2016年3月~11月)の連結決算を発表したが、売上高は1178億1900万円(前年同期比6.0%減)と減収ながら、営業利益は36億800万円(同2.3倍)と好調な伸びを示した。営業利益は通期見通しを既に超過、これがポジティブサプライズとなって買いが集中している。
冨田康夫
株経ONLINE:編集長
配信元: 達人の予想

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