明日の東京株式市場見通し
市場関係者からは「万が一、トランプ氏からドル高けん制発言があったにしても、市場の反応は一時的にとどまりそうだ。長期金利上昇傾向が続く米国と、日銀によるイールドカーブ・コントロール(長短金利操作)で、長期金利の低位安定が担保されている日本の状況を考慮すれば、中期的な円安・ドル高進行に変化はない」との見方が出ていた。
11日の東京株式市場は、前日まで日経平均株価が3日続落していたことを受け、主力株中心に押し目買いが優勢となった。ただ、トランプ次期米大統領の記者会見を目前にして、後場は手控え姿勢が強まった。日経平均株価終値は、前日比63円23銭高の1万9364円67銭と4日ぶりに反発した。