ＮａＩＴＯ、今期経常を一転13％減益に下方修正

　ＮａＩＴＯ <7624> [ＪＱ] が12月26日大引け後(16:00)に決算を発表。17年2月期第3四半期累計(3-11月)の連結経常利益は前年同期比11.9％減の5.3億円に減った。
　併せて、通期の同利益を従来予想の8.2億円→6.9億円(前期は7.9億円)に15.9％下方修正し、一転して13.3％減益見通しとなった。

　会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した9-2月期(下期)の連結経常利益も従来予想の4.9億円→3.6億円(前年同期は3.9億円)に26.1％減額し、一転して5.9％減益計算になる。

　直近3ヵ月の実績である9-11月期(3Q)の連結経常利益は前年同期比5.5％増の2.1億円に伸び、売上営業利益率は前年同期の1.3％→1.4％とほぼ横ばいだった。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　 第3四半期連結会計期間においては、輸送機械・電子部品等一部産業の持ち直しの動きを背景に、リーマンショック以降の四半期連結会計期間の中で最高の売上高となりました。しかしながら、第3四半期以降で第2四半期までの売上高および利益の減少分を取り戻すまでには至らないことから、売上高および利益ともに前回発表予想を下回る見込みであります。また、第4四半期連結会計期間に退職給付制度の変更に伴う特別損失を計上することとなりましたので、通期連結業績予想を修正いたします。（注）本業績予想は、発表日現在における事業環境および入手可能な情報に基づき作成しております。　　　実際の業績は、今後の経済状況、事業環境の変化等により異なる可能性があります。＜特別損失の計上＞　 当社は、当社の加入する東京金属事業厚生年金基金が解散する見込みであるため、解散に伴い消滅する基金独自の上乗せ部分の年金に係る代替制度を制定することについて、平成28年12月9日に労使合意し、関東信越厚生局へ本日申請いたしました。　 これに伴い、平成29年2月期において退職給付費用1億93百万円を特別損失として計上する見込みであります。