重要変化日の時間帯
本来、楽しい時間だが、世界各地を眺めるとキナ臭い報道が相次いでいる。
トルコの首都アンカラで19日、ロシアのアンドレイ・カルロフ駐トルコ大使が警官に射殺され、ドイツの首都ベルリンではクリスマス市に大型トラックが突っ込み、多数が死傷したテロ事件が起きている。
外務省も、海外渡航者向けに、イベント会場や観光施設、レストランなど多くの人が集まる場所はテロの標的になりやすいとして、不審な人物や車両などを見かけた場合はすぐにその場を離れるよう求める」警戒を出しているが、主要都市での大規模テロが起きれば、米大統領選挙以降、続いているトランプラリー(株高・ドル高・GOLD安)の、急速な巻き戻しが起きても不思議ではない。
昨年のフランスのテロ事件以降、欧州各国では非常に強いテロ警戒を実施していたにも関わらず、ドイツでテロが発生した事で、未然にテロを防ぐ事の難しさが改めて認識されている。
来年の欧州主要国での選挙に向けて、移民排斥やEU離脱への動きが高まるかもしれない。
2016年12月26日~2017年1月11日は、通貨市場や米株式市場において、変化が起こりやすいと言われるメリマンの重要変化日に当たる。
年末年始にかけて、クリスマスショック、パールハーバーショック(26-27日:安倍首相訪問)、ニューイヤーショック、トランプショック(1月20日就任)など、いずれが起きてもおかしくない日柄と値位置に金融市場はあると考える。