モブキャスト<3664>=4連騰。
この日、同社がスマートフォン・タブレット向け新作パズルゲーム「LUMINES パズル&ミュージック」と「SEKAI NO OWARI」がコラボした「SEKAI NO OWARI PACK」のiOS版の世界同日配信を開始したと発表しており、これを好感した買いが入っている。
データセクション<3905>=後場一段高。
同社は午後0時40分ごろ、
大和ハウス工業<1925>グループのフレームワークスと、人工知能(AI)とデータを活用した次世代型物流事業の構築を目指し、共同研究を開始すると発表しており、事業展開の強化につながるとの期待感から買いが入っているようだ。AIとデータを活用し物流領域の高度化・効率化を図るの狙い。例えば収集したビッグデータをAIが分析・判断することで、「需給予測」ではなく、より精度の高い「需給見込み」を導き出し、最適な在庫配置や人員配置、配車やラインコントロールを実現し低コスト、短納期でのサービス提供を可能にするなどの次世代型物流事業の実現を目指すという。
N・フィールド<6077>=大幅続伸。
同社は精神疾患患者に特化した訪問介護サービスを手掛けるが、拠点開設の遅延などが影響して売り上げが伸びず、今月初旬に業績予想を減額。16年12月期の単独売上高を67億900万円から60億5000万円(前期比39.0%増)へ、営業利益を7億6600万円から4億5900万円(同10.9%減)へ修正しており、これがネガティブ視されるかたちで株価は大きくマドを開けて売り込まれる展開となっていた。しかし、主力大型株の戻り一服で中小型株に目線が向くなか、市場では「地合いの変化をみて、個人など短期売買資金による目先急落した銘柄のリバウンド狙いの動きが活発化している」(国内ネット証券)という。
エンシュウ<6218>=ストップ高。
日産自動車<7201>は16日、自動車の生産工程で用いるホーニング加工技術のライセンスをエンシュウに供与すると発表。これが材料視されているようだ。ホーニング加工とは、自動車エンジンの構成要素のひとつであるシリンダーブロックの内径を研磨する技術。従来のシリンダーブロックの仕上げ加工工程では、シリンダーブロックの荒加工を行うボーリング加工用のマシニングセンタと研磨用のホーニング加工機の2種類が必要だったが、日産自とエンシュウが共同開発したマシニングセンタは1設備のみでの仕上げ加工が可能となった。
リンコーコーポレーション<9355>=大幅高。
同社は、新潟市に本拠を置く港湾運送業大手で、新潟市と佐渡でホテル経営も行っており、ロシアとの貿易が活発化した場合に恩恵を受けることが予想される。12月15日にプーチン大統領が来日予定にあるなか、安倍首相との日ロ首脳会談では北方領土問題の進展と経済協力について話が進められる見通しにあり、同社株にはロシア関連株として投機資金の攻勢が勢いを増している。
エキサイト<3754>=一時ストップ高。
きょう付の日本経済新聞で「靴とファッションの通販サイトを運営するロコンド(東京・渋谷)が2017年3月にも東京証券取引所に上場する見通しになった」と報じられたことを受けて、関連銘柄の一角として物色されているもよう。ロコンドはECサイト「ロコンド」を運営するほか、アパレル会社のECサイト開発なども手掛けている。13年6月には、エキサイトとリード・キャピタル・マネージメント(東京都港区)、伊藤忠テクノロジーベンチャーズ(東京都港区)の3社と運営するファンドを引受先とする弾三者割当増資を実施していることから、注目度が高まったようだ。