スポットの当たりにくい7月期決算企業の好業績予想銘柄
日本駐車場開発<2353>は2日、17年7月期の連結業績予想を発表。売上高は230億円(前期比26.8%増)、営業利益は33億円(同66.8%増)と大幅な増収増益を見込む。国内駐車場事業では、人員増加によりエリアマーケティングを強化することで、各商圏エリアでの企業オフィス移転情報や、潜在物件となるオフィス・商業施設の駐車場の不稼働情報を早い段階で収集し、新規契約獲得に注力する。同時に自社株取得枠の設定を発表。上限を150万株(発行済み株数の0.44%)、または2億円としている。
ティーライフ<3172>は5日、17年7月期連結業績予想を発表した。売上高は76億6700万円(前期比6.5%増)、営業利益6億3200万円(同20.2%増)と急拡大する見通し。中期経営計画に基づき、新たな主力商品の開発・育成に注力するほか、EC注文手段の主流であるスマートフォンの利便性を高めるとともに、企画やサービスで独自性を追求することで他社との差別化を進める。また、海外EC市場やシニア市場などポテンシャルの高い分野への展開を加速させるほか、M&Aを推進し、新たな収益の柱の確保に注力する。
鳥貴族<3193>は9日、17年7月期の単独業績見通しを発表した。売上高307億4000万円(前期比25.4%増)、営業利益19億5900万円(22.8%増)と大幅な増収増益で5期連続過去最高益を更新する見通し。今期も積極的な新規出店を継続するほか、消費者の節約志向を反映した均一価格の維持や国産国消に取り組み、ブランド価値の向上を目指す。
アイリッジ<3917>は、インターネットと実店舗連携のO2O(オンラインtoオフライン)に関連したソリューション提供、アプリ開発、マーケティング支援を手掛ける。同社は9日、17年7月期の単体業績見通しを発表した。売上高は16億円(前期比30.1%増)、営業利益2億円(同46.1%増)と大幅な増収増益を見込む。5期連続で過去最高益を更新する見通し。17年7月期には、スマートフォン向け位置連動対応のプッシュ型情報配信サービス「popinfo」を搭載したスマートフォンアプリの利用ユーザー数が、前期水準に比べて2000万~2500万ユーザー増加すると予想している。