急遽、ブラックアウト前にイベント設定

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最新投稿日時:2016/09/12 10:58 - 「急遽、ブラックアウト前にイベント設定」(武市佳史)

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急遽、ブラックアウト前にイベント設定

著者:武市佳史
投稿:2016/09/12 10:58

◆下落→急反発→調整と、大きく揺れ動く

※ご注意:予想期間は9月13日と表示されていますが、本日(9月12日)の東京・欧州・NY市場の値動きを想定した記述となります。


大きく揺れ動く一日でした。

まず北朝鮮の地震報道、後に核実験と報じられ、リスク回避の円買いが強まりました。
ドル円は一時102円を割り込む場面が見られました。
しかし米金利先高観は根強く、安倍首相-黒田日銀総裁会談が日銀追加緩和期待を後押ししたこともあり、102円割れではすぐさまドル買いが下値を支えました。

注目のローゼングレン・ボストン連銀総裁発言は“タカ派寄り”であり、にわかに9月利上げへの期待感が再燃しました。
ドル円は急反発となり、103円台を回復する動きを見せました。
もっともその後調整色が強まり(特に株式市場で…)、102円台へと押し戻されて先週末の取引を終えています。

◆急遽決まったブレイナードFRB理事講演が、9月利上げの確率を引き上げる…!?

利上げへの期待感が再燃とはいえ、金利先物から見た9月利上げの確率は“25%程度”までしか上昇しておりません。
マーケットとの円滑なコミュニケーションに腐心してきたFRBのやり方を考えると、この確率を“少なくとも50%、出来れば70%”へと引き上げない限り、「利上げは無理」と見られています。
そうした状況下、金融政策発言を禁止する“ブラックアウト”がまもなく(13日~)始まります。
「9月利上げは難しい」「時間切れ」と見られるのは、このためです。
ただその直前となる本日、ブレイナードFRB理事の講演が急遽設定されました。
同氏は“ハト派寄り”で知られていますが、その同氏から“タカ派寄り”の発言が飛び出すようなことがあると、この確率が跳ね上がる可能性が指摘されています。

先週末の動きを見ても、マーケットは米利上げ時期にかなり敏感になっていることが窺えます。
先週末はNYダウが大きく下落しましたが、リスクセンチメントは大きく改善しています。
「ハシゴを外されるリスク」はついて回るものの、もう一段の反発を期待したいところです。
もちろんそれまでは神経質な揺れ動きがメインでしょうが…。

◆ドル円 抵抗・支持ライン

上値5:103.661(日足・一目均衡表先行スパン下限、ピボット2ndレジスタンス)
上値4:103.499(週足・一目均衡表転換線)
上値3:103.124(9/2~9/7の61.8%戻し、9/9高値、ピボット1stレジスタンス)
上値2:103.000(大台)
上値1:102.862(9/9高値後の61.8%戻し)
前営業日終値:102.679
下値1:102.512(9/9安値後の50%押し)
下値2:102.346(9/7~9/9の38.2%押し、9/9安値後の50%押し)
下値3:102.126(9/7~9/9の50%押し、ピボット1stサポート)
下値4:101.965(9/9安値、9/7~9/9の61.8%押し、日足・一目均衡表基準線、大台)
下値5:101.703(20日移動平均線)

※ユーロ円やユーロドルなど、他の通貨ペアの抵抗・支持ラインは〔マーケット・チェック15分Webセミナー〕にて公開。

11:14 ドル円 抵抗・支持ライン追加
武市佳史
株式会社マネーパートナーズ チーフアナリスト
配信元: 達人の予想

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