戻りは鈍そうも、ここからの下値は軽微…!?

\ あなたにピッタリの銘柄がみつかる /

みんかぶプレミアムを無料体験!

プランをみる

さらにお得なキャンペーン!

資産形成応援キャンペーン

期間内であればいつでもエントリーOK

最新投稿日時:2016/09/07 11:07 - 「戻りは鈍そうも、ここからの下値は軽微…!?」(武市佳史)

お知らせ

読み込みに失敗しました。

しばらくしてからもう一度お試しください。

重要なお知らせ すべて見る

戻りは鈍そうも、ここからの下値は軽微…!?

著者:武市佳史
投稿:2016/09/07 11:07

◆9月利上げ期待は大きく後退 - ほぼドルは全面安

※ご注意:予想期間は9月8日と表示されていますが、本日(9月7日)の東京・欧州・NY市場の値動きを想定した記述となります。


あぁ、崩れた…。
浜田内閣官房参与の「FOMC前の日銀追加緩和は控えるべき」発言でよろめき、ISM非製造業景況指数でトドメを刺された格好といえます。

ISM非製造業指数は事前予想(54.9)を下回り、2010年2月以来となる51.4に留まりました。
特に新規受注の落ち込み(60.3⇒51.4)が目立ちました。
FRBが重要視する労働市場情勢指数(LMCI)も再びマイナス圏(-0.7)に落ち込んだことで、さすがに9月利上げ期待は後退するに至りました。
ドルはほぼ全面安の様相を示し、NYタイムに102円ラインを割り込むと、東京タイムに入って101.25円水準まで大きく反落しました。

◆またしても上値抵抗に弾き返された格好だが、“9月⇒年内”に目を移すと…?

またしても“上値抵抗に弾き返される”という、絵に描いたような展開になりました。
“9月”の「米利上げ=日銀追加緩和」を短期間で織り込みにかかっただけに、その反動も大きかったといえます。
ただ時間的なスパンを“年内”へと広げれば、「米利上げ=日銀追加緩和」はほぼ確実視されているのが現状です。
このため年内利上げも無理といった材料が跳び出してこない限り、ここから再度100円割れを窺うような下値追いは抑制されると考えます。

金利先物から見た9月利上げの確率は“20%”をすでに下回っており、今朝方の急落で“8/16(99.518円)からの上昇の61.8%押し(101.351円)”にも到達しています。
ドル売りを控えていた向きの“売り遅れ”から戻りは鈍そうに思いますが、ここからの下落は軽微と見たいところです。

戻り売りというよりも、目先は耐える(底固め)局面か…。

◆ドル円 抵抗・支持ライン

上値5:103.076(9/6の61.8%戻し、大台)
上値4:102.854(9/6の50%戻し)
上値3:102.756(9/2~9/7東京タイム早朝安値の50%戻し)
上値2:102.646(50日移動平均線)
上値1:102.387(9/2~9/7東京タイム早朝安値の38.2%戻し)
前営業日終値:101.987
下値1:101.750(8/30安値)
下値2:101.522(20日移動平均線)
下値3:101.351(8/16~9/2の61.8%押し、ピボット1stサポート)
下値4:101.000(大台)
下値5:100.650(8/16~9/2の76.4%押し、ピボット2ndサポート)

※ユーロ円やユーロドルなど、他の通貨ペアの抵抗・支持ラインは〔マーケット・チェック15分Webセミナー〕にて公開。

11:32 ドル円 抵抗・支持ライン追加
武市佳史
株式会社マネーパートナーズ チーフアナリスト
配信元: 達人の予想

みんかぶおすすめ