リストラ効果で業績は復調
┗ヤマダ電機(9831)
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*8月24日追記
日経平均への新規採用が2日に発表されたファミリーマートの株価は、その後2週間で株価は25%の上昇となっています。
ヤマダ電機は上場後に30分割を実施しているため、見なし額面換算の株価は(おそらく)1万5000円台と値がさです。
株価が高いことが新規採用のネックとなりますが、その分採用された時のインパクトはファミリーマート以上との見方ができそうです。
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家電量販店の大手。不採算店舗の閉鎖などリストラが一巡し、足もとの業績は復調しています。
8月8日に発表された17年3月期 第1四半期(4~6月期)の連結経常利益は、前年比5.6%増の57.4億円と増益での着地となりました。
前年同期に店舗閉鎖費用として約25億円の特別損失を計上した反動もあり、4~6月期の最終利益は前年比68%増の17.6億円に増加しています。
7月以降に関しても、リオ五輪前に「4Kテレビ」の販売が好調だったとみられるほか、猛暑によるエアコン、省エネ性能の高い白物家電などの販売が伸びたと予想されます。
8日の決算後に株価は500円台を一時割り込んだものの、5月26日に付けた年初来安値(484円)が意識され、何とか安値を割り込まずに推移しています。
日経平均の定期入れ替えに際し、新規採用銘柄が9月にも日本経済新聞社から発表されます。銘柄数が少ない「消費」セクターから同社株が採用される可能性もあり、候補銘柄のひとつとして注目しています。
小野山 功