タカ派度増せば、ドル一段高も・・・・・
本日の東京時間には、日経平均株価が反発し、堅調に推移する中で、ドル円も105円台を回復。昼頃には、政府の経済対策規模が27兆円と報じられ、50年国債検討との報道も流れた為、ドル円は106.50円台まで一時急騰しました。しかし、財務省から50年国債検討が否定されると105円台半ばまで急反落となりました。
その後、安倍首相が「経済対策事業規模28兆円、財政措置13兆円、8月2日に閣議決定」と表明。これを受けて、再び106円台に乗せる動きも見られましたが、106円台には戻り待ちの売りも多く、直ぐに105円台前半まで押し戻されてしまいました。現在は、漸く落ち着きを取り戻した模様で、105円台半ばでの揉み合いに転じています。
今夜の海外市場では、米FOMCの結果と声明文の発表があります。東京時間には日本側の政策への関心が高まり、米国の金融政策には無警戒となってしまっていますが、声明文で9月利上げに向けた地ならし的な表現が見られる事となれば、ドルが全般的に強含みとなる可能性も高く、その場合は東京時間の高値を更新する可能性も出て来ます。