安倍・バーナンキ会談もドル押し上げ材料・・・・・
それでも、5月の雇用急減が一時的な統計上のひずみとの見方を強めた事で米国株が急伸。これがドル円を押し上げて、NY時間午後には、再び、100.90円台まで反発。その後、再び、ポジション調整の売りや、利益確定売り等が上値を抑え、結局、100円台半ばに押し戻されて、NY市場での取引を終えました。
週明けの東京市場では、参院選で与党が大勝した事が加わり、NYダウ大幅高を好感して反発してスタートした日経平均が徐々に上げ幅を拡大。午後には、安倍首相が大型景気対策を指示した事も加わって、株価が一段高となる中、ドル円にもまとまった買いが入り始め、一時、101.90円台まで上げ幅を拡大し、現在も101円台後半で堅調に推移しています。
今夜の海外時間は材料に乏しい為、欧米株価睨みの展開が続きそうです。一方、本日、黒田総裁と会談したバーナンキ・前FRB議長が、明日、安倍首相と会談する予定となっています。市場では「ヘリコプター・マネー」に関する前議長の提案等を期待している模様で、経済対策の規模拡大につながるとして、ドル円の押し上げ材料となりそうです。