選挙戦へ向けて最後の追い込み
当事者であるイギリスのFTSE指数は離脱前の水準を越えて年初来高値を更新していますし、NYダウもV字回復して離脱前の水準まで戻しています。
そんな中で日本市場だけが戻りの反応が鈍く、いまだに離脱前の1/3程度しか反発していないのは為替の影響が大きいでしょう。
有事の円買いと言われるように、こういう世界的に有事の時は円に資金が流れて買われるため、それが足かせとなって株価の上昇を抑えてしまっています。
ただ、チャート上は15000円ですでに底は付けており、短期的な上昇期間に入っていますので、今週は下げるところがあっても押し目買いのチャンスとなるでしょう。
今週は参議院選挙前の最後の週ということになるので、もしかすると最後の追い込みとして経済の強さをアピールするために、株価を引き上げてくるかもしれません。
15500円~16000円当たりの価格帯で少しもみ合ってから16000円を抜けていく動きを想定しています。