<1852>淺沼組
2月9日に発表された16年3月期第3四半期決算では経常利益が35.1億円(前年同期比3.0倍)と急拡大し、通期計画の37億円に対する進捗率は94.9%。業績上振れの期待が持たれます。手持ちの建築工事が順調に進み、28.8%の大幅増収を達成したことが寄与し、さらに選別受注などによる工事採算の改善も利益を押し上げております。
平成27年の中期3ヶ年計画を策定しており、その中の数値計画で売上高1,214億円、営業利益20億円、経常利益16億円、当期純利益15億円達成を目標としており、今後の業績は順調に推移して行くものと考えられます。
チャートを見ますと、昨年8月7日引け後の決算発表を受けて8月8日から9月1日まで急騰し、信用高値期日を迎える2月7日から3月1日までは上値の重い展開となっておりましたが、期日を通過した事で需給改善に期待が持たれます。2月10日は想定内の決算と言う事で売られましたが、売られ過ぎの水準となっており、PER 5.5倍、PBR 1.1倍と指標面が割安な事と、業績面が好調な事から今後は注目を集め堅調に推移して行くものと考えます。