<5915>駒井ハルテック
直近、2月12日の決算内容を見ると、16年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比4.5倍の14.5億円に急拡大し、通期計画の9.8億円に対する進捗率が148.9%とすでに超過、さらに5年平均の66.1%も超えました。
直近3ヵ月の実績である10-12月期(3Q)の連結経常利益は前年同期比3.8倍の5.2億円に急拡大し、売上営業利益率は前年同期の1.3%→6.3%に急改善した事から翌運営日には大きく買われる形になりました。
足元の株高政策の重要事項は日本のインフラ設備の再構築。これが織り込まれている状態ですが、同銘柄はインフラ技術のセグメントも兼ね備えておりますので将来展望は非常に明るいと見受けられます。2020年の東京五輪までに首都圏を中心とするインフラ設備の再構築で力を発揮するでしょう。現在はマイナス金利などの余波が市場全体の方向性を曇らせている状態に見えますが、曇りが晴れる日もそう遠くないと考えており、建設セクターは大変妙味のある場面に差し掛かったと考えております。
チャートを見ますと2月12日に底入れしてから上昇傾向となっており、3月に入ってから一目均衡表上で雲抜けも達成。その後は、一目均衡表上の雲抜け達成という心理的節目を超えた事で、昨年の高値圏から同銘柄を掴んだ投資家などの戻り売りが大きく出た形になったかと思いますが、再び雲抜けを伺う体勢を整えてきたことから絶好の買い場と推察しております。売り物の消化もある程度済んで再びの雲抜けを狙う形、軽く雲を抜ける事が出来れば買い意欲は非常に高まるのではないでしょうか。