株堅調ならリスク選好の円売りへ・・・・・
しかし、ドラギ・ECB総裁が記者会見で、「現在の見通しに基づくと、追加利下げは無い」と述べると、利下げ打ち止め観測が急浮上。これにより、ユーロドルは急騰し、1.12ドル台を回復してしまいました。この為、今度はドル売り優勢となり、ドル円は112.60円付近まで急反落となりました。
本日の東京時間には、米国株下落を受けて、大幅続落でスタートした日経平均株価が、午後になって上昇に転じました。又、ユーロドルも上値の重い展開が続いている事から、ドルを買う動きも比較的しっかりしていると見られ、ドル円も113円台後半まで値を上げ、堅調な地合いを取り戻しています。
今夜の海外市場では、余り、重要な経済指標の発表も無い為、株価と原油相場を睨んでの展開が継続しそうです。ECBの利下げ打ち止め観測により、欧州の銀行株が堅調となる可能性が高く、それが、欧米株式市場全体の地合いを回復に導けば、リスク選好で円安方向への動きも強まりそうです。