<5334>日本特殊陶業 底値圏からの脱却の鍵は自動車用センサー
同社は1月29日大引け後に第3四半期累計決算を発表。それによると16年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比1.7%減の521億円となり、通期計画の695億円に対する進捗率は75.0%となり、5年平均の75.4%とほぼ同水準でした。
同銘柄の値動きを見ますと、決して業績が悪いわけではないにも関わらず、地合いの悪化により2月1日から下落を続け、3月1日には2000円の昨年来安値を記録。2月1日の2980円から見ると、実に32.9%もの下落となっており、これは明らかに売られすぎですので、もう買い戻しが入って良い頃でしょう。
野村證券が1月31日付で同社株のレーティングを「バイ」継続(目標株価3500円)としており、3月3日に発表された四季報先取りによると、自動車用センサーが牽引し営業増益、排ガス規制強化受けセンサー事情続伸。来期中間決算では過去最高益となる見込みとしている事から、展望は明るいと思われます。
日足チャートは、3月1日に安値でようやく底入れしたように思いますので、ここが仕込みどころと考えます。