<1885>東亜建設 割安で通期予想を超過
また、強みとする海洋土木で海外展開も積極的で、シンガポールやベトナムでの大型港湾工事で実績があります。16年3月期は国内土木事業の受注が高水準で、豊富な手持ち工事の進捗に加えて不採算案件の解消で利益率改善、営業利益段階で前期比76%増の100億円を見込んでいます。
足元の材料ではトピー工業と共同で大水深での遠隔操作による無人作業を可能とする、水中作業ロボットを開発しており、株価水準からも材料からも上昇が見込めるものと見ております。指標面もPER 9.52倍、PBR 0.72倍と割安水準。
チャートを見ますと大底を付けた後は230-260円辺りのレンジで揉み合っていますが、2月24日以降は下値を切り上げてきており、2月12日に空けた窓埋めと同時に25日線の上抜けが期待でき、本格的な上昇も十分に考えられるものと見ております。