ドル円、堅調な展開継続へ・・・・・

ダブル・ボトム完成出来るか？・・・・

昨日の海外市場では、米ＩＳＭ製造業景況指数が予想を上回る強い数字となり、米製造業の不振による景気減速懸念が大きく後退。これが米国株と米国債利回りを押し上げ、ドル円も114円台を回復する動きとなりました。

本日の東京時間には、格付け大手・ムーディーズが、中国国債の格付け見通しをネガティブに引き下げた事で、ドル円は、一時、113.70円台まで売られる局面も見られましたが、米国株の大幅高を好感した日経平均株価が661円高となった事から、現在は114円台を回復しています。

今夜の海外時間には、米ＡＤＰ雇用者数の発表や、米・地区連銀経済報告（ベージュブック）の公表が注目されます。ＡＤＰが強い数字となれば、金曜日の雇用統計に対する期待も強まり、ドルを押し上げる事となりそうです。又、ベージュブックも米経済の堅調な地合いに言及し、此方もドルの下支えに一役買いそうです。

テクニカル的には、原油先物相場とドル円はダブルボトムの形状を作りつつあり、それぞれ、ネックライン・上抜けに近付いています。ドル円のネックラインは114.87円付近であり、此処を上抜ける事に成功すれば、一段高の展開も期待出来そうです。