<1824>前田建設 二番底形成、安値切り上がり、割安
2月10日に上方修正、16年3月期第3四半期累計決算、増額修正を発表。上方修正の内容は、通期予想を売上高9%、営業利益60%、経常利益53.8%、純利益55%と大幅な修正を致しました。
通期計画に対する進捗率は売上高72%、営業利益81%、経常利益83%、純利益92%と高進捗。
業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の9円→11円(前期は9円)に増額修正しました。
同社は今回の好決算を、民間設備投資や住宅投資が持ち直しに向かい、堅調な受注環境が続いた結果としており、中期経営計画の重点施策である「コア事業での着実な利益確保」「新たな収益基盤の確立」の推進は成功し、今後も堅調に推移して行くと見て良いでしょう。
事実、三菱UFJモルガン・スタンレー証券は16年3月期第3四半期累計決算を見て、収益が回復していることを指摘。2月16日付でレーティングを「アンダーウエート」から「ニュートラル」へ、目標株価を680円から900円に引き上げております。
指標面はPER8.9倍、PBR0.83倍と割安水準。
チャートを見てみますと1月21日の底入れから、2月10日に二番底を付ける格好となり、その後押し目を入れながらも堅調に上昇してきています。今後の動きに注目です。