ハト派FOMC声明文観測でドルの上値重いか?
その後、黒田日銀総裁がダボス会議での講演で、「物価の基調はしっかりとしている」と述べ、一時的に追加緩和観測が後退して、117.80円台まで押し戻される局面も見られました。しかし、原油相場の急伸もあって、NY時間終盤には118.80円台まで上げ幅を拡大して週を終えました。
週明けの東京市場でも、日経平均株価が今年初の2営業日続伸となり、リスク志向の回復が窺われました。この為、ドル円も118円台半ばから後半で比較的堅調な推移を続け、何度か、118.85円付近の高値更新を試しました。
今夜の海外市場では、経済指標の発表も少なく、株価と原油相場睨みの相場展開が継続しそうです。今週は火・水曜に米FOMCが行われますが、年明け後の諸市場の混乱を受けて、ハト派的な声明文となるとの観測もあり、この点がドルの上値を抑える材料となる可能性はあります。