電力会社を選べる時代に
┗東光高岳(6617)
東京電力系の配電機器メーカー。変圧器や配電機器等が現在の主力ですが、次世代の電力量計「スマートメーター」の特需が期待されています。
スマートメーターは、通信機能を搭載していることから、毎月の電気使用状況を検針する必要がなく、検針員による目視検針が不要になります。
また、今どれくらいの電力を使用しているのか、家庭で電力使用量や料金を確認できるため、省エネ対策としても効果が期待されています。
そして、4月から電力の小売り事業が自由化されます。これまでは地域ごとに大手電力会社が独占的に供給を担っていましたが、今後電力会社を自由に選ぶことができるようになります。
電力会社の乗り換えにあたっては、通信機能を持った電力量計「スマートメーター」の設置が必須になります。近くに営業拠点のない電力会社と契約するケースが出てくるため、検針がいらないスマートメーターである必要があるためです。
電力の小売り自由化が始まれば、スマートメーターが一気に普及する可能性がありそうです。
小野山 功