市 場 終 値 前日比 出来高(万) 値上・値下 新高・安値
日経平均 28230.61 -267.59 ( 113493 ) 東証1部 375 /1743 30 / 45
225先物 28090.00 -410.00 ( 34637 ) 東証2部 141 / 245 7 / 1
T O P I X 1982.68 -13.90 JASDAQ 190 / 352 9 / 8
東1単純 2405.71 -28.89
東2単純 1389.94 -4.36 ( 17226 )
NYダウ 34496.06 -250.19 (10月11日) 米国10年国債利回り -.--- %
JQ平均 3975.34 -9.40 ( 6823 ) 国債指標銘柄利回り 0.090 %
12日の市場は日経平均が4日ぶりに反落。終値は前日比267円安の2万
8230円だった。前日の米株安を受けて反落のスタートに。
原油価格の上昇など資源・エネルギーの需給ひっ迫が警戒される域に入ってき
ており、企業や家計にダメージを与えることが懸念されている。
円相場が1ドル=113円台半ばへ下落。2年10カ月ぶり安値も円安が輸入
物価の上昇を招くとこちらも警戒されつつある。当面はインフレが市場の一番
のテーマとなってこよう。
昨日の米国市場は原油先物(WTI)の上昇を嫌気してダウ平均は続落した。
11日の市場でWTIが約7年ぶりに一時82ドル台まで急上昇。他の商品相
場も上昇しておりインフレが加速することへの警戒感が働いた。
序盤は商品市況高に強いセクターの上昇でダウ平均は200ドル高まで買い進
まれる場面があったが、インフレと景気鈍化が同居するスタグフレーションを
懸念する声が広がりマイナスに転じてしまった。過度なインフレは景気にも株
価にも重荷となるものである。
さて、東京市場は米原油、米長期金利の上昇を主としたインフレ懸念の強ま
りから日経平均が反落する1日となった。原油の需給ひっ迫は早々に収まる状
況になく、当面は一番の景気圧迫要因となりつつある。
日経平均はテクニカル的にも上値75日移動平均線(2万8537円)に達し
たことから戻り一服となりやすい。インフレ警戒が解けないうちはここが目先
の抵抗線となりそうだ。