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GSユアサが全固体電池2020年代後半にも実用化

ジーエス・ユアサコーポレーション(GSユアサ)2日、次世代電池の全固体電池について2020年代後半にも実用化する方針を示したそうです。
量産化の具体的な計画は明らかにしなかったですが、宇宙ステーションや深海探査機などの特殊用途でまず展開し、その後、電気自動車(EV)などに広げるとのことです。

同日、京都市内で開いたメディア向けの事業説明会で村尾修社長が明らかにしたそうです。
全固体電池は固体の電解質を使ってエネルギー密度や安全性を高め、次世代電池の本命として自動車メーカーなどで開発が進んでいるようです。

GSユアサが開発しているのは、EVなどで使われる大容量高出力に向いた「硫化物」系の全固体電池で、水と反応すると有毒な硫化水素を発生するなどの課題がありますが、村尾社長は「耐水性を高めた新たな固体電解質を開発した」と明らかにし、電池の性能を向上させた高付加価値品の生産を目指すそうです。

村尾社長は新たな中期経営計画期間となる2023年度以降に、EV向け電池の開発を加速する方針も示したそうです。
同社の自動車用リチウムイオン電池は現在ハイブリッド車(HV)向けを中心に生産を強化していますが、世界的な脱炭素化によるEV需要の増加にも対応する狙いがあるようです。

早く実用化できれば、それだけ先行者利益が得られそうですね。

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